ネタがないので新企画 -百年戦争-

ネタがないので新企画、今回は「百年戦争」です♪
ゲームではロンドンの冒険者クエスト「百年戦争の騎士」として登場してますね〜^^
他にもダブリン郊外奥地ボイン遺跡内部で「黒太子甲冑」が発掘できます。
なんでそんなところに黒太子の甲冑が埋まってるのかは大変ナゾですがw
黒太子はイングランド王エドワード3世(在位は1327年〜1377年)の長男エドワードのことで、アイルランドの人じゃないんだけどな‥‥‥(・ω・`)
しかもボイン遺跡は新石器時代からアングロノルマン人の時代あたりの遺跡なんだけどな‥‥‥(・ω・`)
それはそうと、クエストの百年戦争の騎士は、百年戦争でフランス王を守った名も無き騎士が与えられた紋章を探してくるという内容。
ちなみにここで登場する名も無き騎士は史実にもその姿は見えませんw
っていうか設定にちょっと無理がありますw


あ、そもそも百年戦争ってどんなものだったか覚えてるかな?
百年戦争は1337年〜1453年の間にフランスとイングランドの間で繰り広げられた大きな抗争のことです。
1337年辺りっていうのは、日本では室町時代に当たります。
ちょうど戦乱の時代が始まった辺りですね〜^^
日本でもヨーロッパでも同じような時期に同じようなことをやっていたわけですw
ちなみに大航海時代というのは、1400年代初頭くらいからを言うので、百年戦争のまっただ中です‥‥‥
また、この時期はいわゆるひとつの「ルネサンス華やかなりし頃」という時期にも重なっています。
アジアに目を移すと、元王朝の最後期に当たり、この頃に「三国志演義」や「水滸伝」が完成されています。
日本ではこの前年に足利尊氏の「建武式目」が完成、室町幕府を開きます。
百年戦争初期の世界はこんな感じで、まさに世界中各国で戦争ばっかししてたしょーもない時代なのです(・ω・`)

そもそも百年戦争ってなんで起こったのか?
それは1337年、フランスの王様がイングランドの王様の領土だった南西フランスのアキテーヌ地方を没収しようとしたことです。

アキテーヌ地方


アキテーヌ地方はこの辺りですよ〜^^
ボルドーの街が見えるので、だいたいの位置はわかると思います。
これに怒ったイングランドの王様は、自分の母親がフランスの王様の妹だったことを根拠に、フランス王位を要求してフランス北部に軍隊を進めたことで、本格的な戦争に発展してしまったのです。
ではなぜ、フランスの王様がイングランドの王様の領土を没収なんて事ができたのか?
この辺りは今の世界地図しか知らない人にはちょっと不思議なところかもしれませんがw
イングランドとフランスの根深い対立の原因は、当時の封建社会の中での2つの王家の複雑な関係に原因があるのです。
話は11世紀まで遡りますが、当時のフランス王臣下がイングランド王の地位に就きます。
ノルマンディー公の名前でイングランド王となった彼の子孫がフランス南西部の大領主の娘と結婚。
この大領主はフランス王家の人なので、イングランドの王様は「イングランドの君主」であると同時に「フランス国王の臣下」であると同時に「フランス国王の親戚」という関係になったのですw
ややこしいですね〜(-ω-;)
現在でも、イギリスとフランスが微妙に反目し合ってるくせに、妙に仲が良いのもこの頃に原因があるのです^^;

でも、この程度のややこしさは日本史を知ってる人には生ぬるいややこしさかもしれませんw
日本の歴代幕府の長は「日本国王」であると同時に「天皇の臣下」であると同時に「天皇の親戚」であると同時に「その領地は天皇のものでも自分のものでもある」更に天皇は軍を持っていなくて自分は大軍を率いていて、それでも天皇を倒して頂点に就こうとした大名は‥‥‥数えるほどしかいません。
もっと言えば日本全土が朝廷の土地であるのに更にその中に「天領」があって、その他は各大名の領地。
外国の研究者が日本史を勉強したがらないわけがわかりますね〜w
しかも日本では朝廷そのものに刃を向けた人ってのはほとんどいなくて、源平の抗争だって天皇の臣下である源氏と平氏の抗争だし、戦国時代だって各大名同士が争っていただけで、朝廷は争いに参加しているわけではありません(まぁ、軍隊持ってないしね^^;)。
百年戦争の頃の英仏の関係を日本の歴史上の人物に当てはめようとしてみたんですが、ちょうど良い人物が浮かびませんでしたw

当時のイングランド国王というのは、イングランドの支配者でありながらフランス国内に広大な領土を持っていて、フランスの国王としては、なんとかこれを奪い返したいと思っていたことは想像に難くありません。
また、イングランド国王はフランス国王の地位を奪取することも夢ではない地位にあったのです。
1338年、イングランド国王エドワード3世は、「フランス王」を自ら宣言してフランス北部に攻め込みます。
1340年にはフランドルはフロイス沖でフランス艦隊を撃破し、海峡の制海権を確保。
1347年には、ドーバー海峡南のカレーの港を奪います。
1355年にエドワード黒太子がフランス南部から侵攻。 ポワティエの戦いに勝って、イングランドはフランス西部の全てを手中に収めるのです。
この後、イングランドはフランス王位の要求を取り下げますが、その見返りとしてフランス西部の割譲を求め、1360年にブリティニー・カレー条約で確認されます。

ここで出てくるエドワード黒太子っていうのは、イングランドの王様エドワード3世の長男で、黒い甲冑を愛用したので黒太子と呼ばれます。
当然「太子」ってのは王様の跡継ぎになれる人のことね^^
大変軍略に秀でた人です。 源義経みたいだねw
百年戦争って言うけど、戦争状態が百年続いた訳じゃなく、1337年〜1360年と1415年〜1453年の戦争に分けられます。
上で話したのは第一期百年戦争とでも言うべき部分のお話。

1415年、第一期百年戦争の中心人物であるイングランド王エドワード3世の曾孫に当たるヘンリー5世っていう人が、突如ノルマンディーに上陸、第二期百年戦争が開始されます。
一気にフランス領内に攻め込んでパリをも含むフランス北部を制圧。
このときのフランスの王様はシャルル6世。 精神病だったといわれています。
フランスの王族は2派に別れて争っていて、一方は王様シャルル6世。
もう一方はフランス東部からフランドル地方に広大な領土を持つブルゴーニュ公です。
このブルゴーニュ公はイングランド寄りの人で、トロアの和平条約を影で操った人です。
1420年のトロアの和平条約でイングランド王はフランス国王の継承権を得ますが、シャルル6世の子供には王位継承権が与えられませんでした。
結局フランス北部ではイングランド王ヘンリー5世がフランス王に即位。
南部ではシャルル6世の子供のシャルル7世が即位するという形になります。
当然というか欲張りすぎというか、イングランドはフランス全部が欲しいので、南部に攻め込み、国王のいるオルレアンの街を包囲します。

オルレアン


このときフランス軍にはイングランド軍の包囲勢力を跳ね返す力もなく、まさに絶体絶命の大ピンチでした><;
もしここでシャルル7世が負けていたら今の地図に「フランス」の文字はなかったかもしれません(・ω・`)

ところが!
ここで奇跡の大逆転がある一人の女性によってフランス軍にもたらされます。
その名は「ジャンヌ・ダルク」。

そのとき百年戦争の歴史が動いたのじゃ!

神の啓示を受けた彼女は国王シャルル7世に面会し、フランス国王としての使命を説き、学者達にも主張を認めさせ、ついに全軍の指揮権を手に入れます。
白銀の武具に身を固め、王家の紋章を手に出陣。
見事オルレアンの大包囲網を撃破してフランスを解放するのですヽ(゚∀゚)ノ
これを機にフランスは形勢を逆転。
フランス国内に広く展開していたイングランド軍を排除して、シャルル7世はジャンヌ・ダルクに伴われてランス大聖堂に赴き、正式にフランス国王として即位するのです。

ジャンヌ・ダルク、いいですね〜♪
英雄ですね〜♪
世紀のヒロインですね〜♪
実はウチがネット上でよく使うハンドルには、この百年戦争におけるヒーローとヒロインからいただいた名前をもじって使っていますw

1435年、シャルル7世はイングランドと仲の良かったブルゴーニュ公の勢力と講話を結び、1437年にはパリを取り戻します。
1450年代にはフランス西部のイングランド占領地をも次々と取り戻し、1453年に百年戦争に終止符が打たれるのでした。
百年戦争後のイングランド領土はブリテン島に限定され、ゲームにあるような版図ができあがっていきます。

どうですか?百年戦争。
ゲームに登場するワードも色々出てきましたね〜^^
でも日本でも戦国時代には似たようなことがあちこちで起こっています。
信長の天下布武なんかを簡潔にまとめると、この記事と似たような感じの記事ができるんじゃないかな〜?
世界史、おもしろいですよ〜♪
どこかにしまい込んだまま忘れられてる世界史の教科書をちょっと開いてみるのも良いんじゃない?

テーマ : 大航海時代Online - ジャンル : オンラインゲーム

Comment

ジャンヌ・ダルク

そうそう、火あぶりにされちゃうのです(´;ω;`)
この時に「神の啓示を得た」と言ったのがあとで因縁をつけられる原因に‥‥‥
「ローマを通さずに神と交信を行ったから」っていうのがその因縁ですが‥‥‥
そんなの神様が勝手に送信してきたんだから、神様を火あぶりにしなさいよーヽ(`Д´)ノ

No title

昔、映画のジャンヌ・ダルクを見た時
時代背景の事、詳しく分かってなかったので
面白かったけど、やっぱり面白さ半減?してたかも〜
もう一度、見たくなっちゃった(*゜▽゜)

ジャンヌ・ダルクまさしくフランスを救った英雄ですね〜
でも、たしか、魔女狩りの火あぶりにされちゃったんだよね?
(違ったかな?)
そして、イングランドの国王って複雑なのねぇ〜(?▽?;)

しかし、勉強になりまふ〜
歴史勉強シリーズ第三弾?
お待ちしてます〜!(⌒_⌒;

Comment Form

管理者にだけ表示を許可する

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)